最近のスマホのカメラやアプリはとても充実しており、
誰でも簡単に素敵な写真がとれます。
それでも、デジタル一眼レフを使い続けているのは、
ファインダーが覗けるからです。
覗く世界は自分だけの世界
覗くとは、大辞林 第三版によると、
すき間や穴などからこっそりと見る。
こっそり見る。また、ちょっと見る。
などの行為を指します。
この字面からもわかるように、覗くとは、
ドキドキや高揚感、そして好奇心が高まる行為です。
そして、覗いた先の世界は、自分しか見ることのできない小さな世界です。
例えば、
- 顕微鏡を覗く
- 万華鏡を覗く
- 双眼鏡を覗く
- 鍵穴から覗く
- 壁の穴を覗く!?
など、誰しも一度は何かを覗いた経験があると思います。
これらの行為は、誰かと覗いたその世界を分かち合うことができません。
誰かと同じ瞬間に同じ映像を共有することができませんが、
自分だけに、自分だけの世界が無限に広がっています。
ファインダー越しの世界にも同様に、
誰にも共有できない自分だけの世界を感じることができます。
私はその瞬間がとても好きで、デジタル一眼レフを使って、
ファインダー越しに写真を撮っています。
写真撮影に集中できる
ファインダーを覗いているときは、視界がファインダー越しの世界だけになり、
写真を撮ることに集中することができます。
写真を撮るとき、
などなど、たくさんの要素を総合的に考えてシャッターを切ります。
ファインダーを覗いていると、それぞれの要素に集中することができます。
視点と被写体のズレが生じない
背面モニターやスマホの画面で見ながら写真を撮る場合、
手元や胸の位置でシャッターを切ることになります。
そのため、被写体を捉えるとき、
実際に目で捉える被写体と、画面上で捉える被写体は異なります。
そのため、自分のイメージ通りに被写体や構図を少し捉えにくく感じます。
しかし、ファインダーを覗いて撮ると、目の延長上に被写体を捉えることができるので、
確実に自分のイメージに合った被写体や構図を捉えることができます。
写真のブレを抑えることができる
ファインダーを覗くことで、自然と両脇が締まります。
そのため、カメラが安定しやすくブレずに写真を撮ることができます。
終わりに
スマホになくてデジタル一眼レフにあるもの、それはファインダーです。
みなさんもファインダー越しに自分の世界を切り取ってみませんか。